【一般質問】新型コロナウイルス感染症の影響について
安楽ひでみ事務所STAFF Kです。
今回から令和3年9月29日 の一般質問を掲載いたします。
お気軽にご意見、ご感想をお待ちしております^^
質問1新型コロナウイルス感染症の影響について
1ー1自宅待機者への支援策について
答弁者(くらし保健福祉部長)
新型コロナウイルス感染症の影響についてのお尋ねのうち,まず自宅待機者への支援策についてであります。
親が感染し,その子どもが陰性で預け先がない場合,国の通知においては,衛生部門と児童福祉部門が相談して,児童養護施設等において実施される市町村の子育て短期支援事業の利用や,児童相談所での一時保護,児童養護施設等への一時保護委託等を行うことが想定されておりまして,本県においても,そのような対応を行 った例もあるところであります。
しかしながら,本県においては,親の症状に応じて医療機関への入院又は宿泊療養施設への入所となりますが,その際には親の意向を確認のうえ,ほとんどの場合, 子どもを一緒に入院させたり,宿泊療養の場合は,親子で療養できるよう広い部屋に入所いただくなどの対応を行っているところであります。
新型コロナウイルス感染症に感染した自宅待機者に対して,県ではパルスオキ シメーターを配布して,毎日の健康観察を行いますとともに,要望に応じて食料品等の生活支援を行っているところであります。
1ー2若年化している感染者への心のケアについて
答弁者(くらし保健福祉部長)
県では,新型コロナウイルス感染症に関する様々な不安やストレスを抱えた, 10 代を含めた全ての県民の相談に対応するため,昨年七月から,心のケア相談窓口を開設し,今年度は,相談日を土日・祝日にも拡充して対応している。
保健所においても,感染者等からの様々な相談に応じているところであります。
なお,児童生徒の一般的な心のケアとして,スクールカウンセラーの派遣や「かごしま教育ホットライン二四」によります相談対応を行っている。
今後も,各相談窓口等において相談を受ける際は,感染者やその家族に寄り添った対応を心がけますとともに,必要に応じて関係機関と連携を図り,丁寧に取り組んでまいりたいと考えている。
1ー3ワクチン接種を希望しない方への対応について
答弁者(くらし保健福祉部長)
次にワクチン接種を希望しない方への対応について。
ワクチンについては,新型コロナウイルス感染症の発症を予防する効果や重症化を予防する効果が期待されていることから,県としては,県民への接種を呼びかけているところです。
一方で,基礎疾患やアレルギー等の理由でワクチンの接種ができない方もおり, また,接種を望まない方へ強制するものではありません。
このため,接種はあくまでも本人の意思に基づいて行っていただくものであり, また,接種をしないことを選択した方への誹謗中傷等があってはならず,県としても,これまでも知事メッセージの中で発信しており,今後とも様々な機会を通じて周知してまいりたいと考えている。
【再質問】
(安楽議員)
新型コロナウイルス感染症の影響について自席より再質問します。
若年者や妊産婦等, 四〇歳以上の県民への大規模接種で,鹿児島市や霧島市でコロナワクチン接種が進んでいる。先ほど申し上げた理由で接種を希望しない方もおら れます。大規模接種会場で一回目の接種を終えた方の中から抽選で名に会場周 辺の店舗の商品や特産品,宿泊割引券をプレゼントするとされています。あくまでも新型コロナウイルスワクチンは希望接種でありますが,同調圧力が生まれ差別や偏見の懸念があります。整合性はどうとられているのか,塩田知事の見解を求めます。
答弁者(知事)
若年者の方々,なかなかワクチン接種が促進されていないという状況を踏まえまして,商店街で特産品を売っておられる方の売り上げも落ちているというようなことも配慮いたしまして,そういった取り組みをしたところでありますけれども,えーそこのワクチンはあくまで希望される方の自主的な判断に基づくものだということは繰り返し,私の知事メッセージでも繰り返し申し上げているところであり,その辺については誤解のないようにしつかりと対応して参りたいと考えております。
1ー4要配慮者への支援策について
答弁者(くらし保健福祉部長)
続きまして,要配慮者への支援策について。
新型コロナウイルス感染者の療養について,本県においては,医療機関への入院又は宿泊療養施設への入所を原則としておりまして,障がいのある方については,障がいの程度を考慮した上で,医師が入院の必要がないと判断した場合、宿泊療養とし その方の特性を踏まえた上で必要となる配慮について,その都度検討し対応しているところであります。
また,配慮に関し必要と思われる通信機器や車いす等の資機材についても整備しておりまして,これまで,車椅子の方にバリアフリーの部屋に入所いただいたり, 食事アレルギー等への細かい対応を行うなど,配慮が必要とされる様々な方に入所いただいているところであります。
また,やむを得ず自宅待機されている配慮が必要な方に対する健康観察については,電話等により同居する家族の方等を通じて健康状態の確認を行っております。
御提案のあった訪問看護の活用につきましては, (先程も申し上げましたとおり, 本県は医療機関への入院又は宿泊療養施設への入所を原則としておりまして)今後の検討課題としてまいりたいと考えております。
1ー5字幕表示できるディスプレイの設置について
答弁者(くらし保健福祉部長)
続きまして字幕表示できるディスプレイの設置についてであります。
これまで,県では,障害者に対する合理的配慮としまして,「筆談,読み上げ, 手話,点字,拡大文字等」のコミュニケーション手段を用いております。
当該ディスプレイについては,話した言葉がリアルタイムで透明パネルに字幕表示され,聴覚障害者等も対面で自然体なコミュニケーションが図れる製品として, 茨城県つくば市役所の総合案内で試験導入されていると承知しております。
県としては,マスクの着用やアクリル板・パーテーションの設置など,感染防止対策に取り組む中で,聴覚障害者等との円滑な意思疎通を支援する観点から,この 製品について,多くの窓口業務を担う市町村や障害者を雇用する事業所等に情報提供を行うこととしておりまして,県有施設等への設置については,他県の先進事例等を参考に,今後,研究してまいりたいと考えております。
1ー6人権相談窓口の対応及び周知について
答弁者(男女共同参画局長)
新型コロナウイルス感染症の影響についてのお尋ねのうち,人権相談窓ロの対応及び周知についてでございます。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い,感染者やその家族,医療関係者,ワクチンの接種ができない方,あるいは接種しないことを選択された方々に対する,不当な差別や偏見等が生じております。
県におきましては,こうした人権侵害等に対する相談窓口に係る事業を今回の補正予算において計上しているところでございます。
設置を予定している相談窓口におきましては,電話に加え,メールやF A xによる相談を受けることとしており,必要に応じ相談内容を記入しやすいよう専用のシートを併せて利用していただくなど,聴覚障害者など, 要配慮者の皆様にも配慮した対応に努めたいと考えております。
窓口の周知に当たりましては,理解を助けるための字幕入り動画やチラシの作成を予定しておりまして,県のホームページや広報誌,県政広報番組, SNSや新聞等の様々な媒体を活用し,市町村や関係機関と連携しながら,広く県民の皆様にお伝えしてまいりたいと考えております。
(返し)安楽議員
新型コロナ感染症に関する人権相談窓口を本年も設置することであります。
電話対応の困難な聴覚障害者等,要配慮者へも気配りしていただき,障害の有無に関係なく,相談窓口へ相談できるようお願いいたします。
1ー7相談窓口での情報伝達について
答弁者(くらし保健福祉部長)
県民の皆様が,新型コロナウイルス感染症に関する理解を深め,感染防止対策を徹底していただくためには,障害者の方々も含め,全ての県民の皆様に正確な情報提供を行うことが重要であると考えております。
県では,コロナ相談かごしま等の相談窓口においては,聴覚障害者の方をはじめ, 相談者の利便性の向上を図るため,電話に加え,ファックス及びメールによる相談にも対応しておりまして,相談方法は,県のホームページや新聞,県政広報番組等により周知を図りますとともに,障害者関係団体等にも情報提供を行っているとこ ろであります。
今後とも,障害の有無に関係なく,全ての県民が感染状況や感染防止対策に関する理解が深められますよう,様々な媒体を活用して,丁寧かっ分かりやすい情報発信に努めてまいりたいと考えております。
☆STAFF K のひとりごと(*^^)v
心のケア相談窓口や、人権相談窓口などが設置されていることを初めて知りました!
他にもコロナウイルス感染症に対する支援策で知らないことが多く、
とても興味深かったです。
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